2003年3月

 先日、テレビで「波瀾万丈」という番組に元ヤクルトの池山選手が出演していまし た。その時に、野村監督時代のミーティングした物を大学ノートにびっしりと書き 取ってあったのです。それが今後指導者になる時に基本になっていくだろうと言われ てました。
 これを聞いてふと思い出したことがあるんです。それは野村監督が阪神の監督をす る時に選手全員に1冊の冊子を渡したそうなんです。きっとそれにはミーティングで 話をされてた事を含め、自分が経験してきた事からびっしりと書かれてあるんだろう なと・・・。それが欲しい!
 番組内で池山選手がノートの内容について話をしてたのは、野村監督が言われる事 は『人間とは・・・。』『人間心理』だそうです。それを聞いてて頭に浮かんだのが 私の恩師である元PL学園硬式野球部監督をされていた中村順司先生の言葉で『野球 選手である前に一人の人間であれ』。やっぱり、行き着くところというのか基本とい うのか全ては“人間”を知る事が相手を攻略する事に繋がっているのかなと・・・。
なんとか手に入らないかな?

 今月末に2泊3日で『ピアカウンセラー』の講習を受けに行きます。同じ大阪やの に何故通いはダメなんでしょうか? 良くわかりませんけど、自分の可能性、残され た機能を生かす、人よりも良いも悪いも貴重な経験をしてきてますので、それらを元 に同じ障害を持つ人に少しでもお役に立つことができたらと思って挑戦してきます。 ちなみに、ピアカウンセラーというのは・・・。
 「ピア」とは「仲間」ということであり、同じものを共有する人を意味することで す。相談する者とされる者が上下関係にあるのではなく、対等であるということを強 調するために、「ピアカウンセリング」という言葉が用いられています。しかし、 「対等」と言っても、単に「友達同士の相談」ではなく、また、様々な機関への紹介 業務、「つなぎ役」にとどまるものではありません。心理面・意識面でのサポートか ら経済面でのサポート、仲間づくり、制度利用支援等を進めることによって自立生活 に導くものがピアカウンセリングです。そして、ピアカウンセリングは、自己への信 頼感や自己を肯定的にとらえるための基本であると同時に、その相手の希望、自己選 択・自己決定を最大限に尊重しながら進めていくことが大切であり、そこから何かが 生まれ、築かれていくのです。
  今、一つの企画があります。それは、今年の24時間テレビ「愛は地球を救う」 で、もしかして企画が通ったら私が電動車椅子で大阪から東京までを電動車椅子で走 り、タレントが私について介助というかサポートしながら走破するという・・・。出 きるのか自信もありませんが、とりあえずチャレンジあるのみ!
 高校時代、自分の限界を知ってました。そこまでやらされました。しかし、このケ ガをしてから自分の限界は手術後、1週間で抜糸もしていない状態で東京を日帰りし て、血だらけになって病院に帰って来たことと、手術後、10日でしかもその手術が骨 を削ったこともあり、出血が酷く、体内の血液を3分の2を輸血で入れ替え、ドレン チューブを入れたまま甲子園球場に高校野球の解説に行ったぐらいです。
 この企画が通り、本当にやるとなると大変なことです。しかし、やり遂げることが 出来たらまた違った清水哲になることが出来るんじゃないかと思ってます。どうなる かわかりませんが、乞うご期待!