2001年2月

 読売ジャイアンツのキャンプに講師として行ってきま した。
 これは、夢のようなことでした。

その中で、私が提案してきたことは、これからJりーぐのサッカーが“サッカーくじ”を発売して、その収益をスポーツ振興に役立てると言われています。サッカーが国に対して、人に対してここまで貢献すると言っているのに、野球は何もしなくて良いのか?私は日本の国技は『野球』だと思っています。やっぱ り、私は野球が一番であって欲しい。そこで、球場で宝くじみたいな物を発売して、その収益を福祉にいかす。そうすることによって、プロ野球選手の地位も上がり例えば、代理人交渉などで色々ともめてますが、社会貢献することによって、世論をバックにつけ、そういうことも通りやすくなると思うのです。それと、これは緊張して言い忘れたことですが、引退後、首脳陣、球団、タレント、etcになれる選手はわずかです。しかも、小さい頃から野球一筋で来た人が、しかも、プロの世界でやっていた人がクビになったからと言って直ぐにサラリーマンには親しみにくいです。だったら、選択肢の1つにこのプロ野球選手会が宝くじみたいな物を発売する団体で働けるようにしておけば良いと思うのです。こういう話をしてきたわけです。

 最後には、「正直に言って、もう一度野球がしたいです。桑田君、清原君が私の分まだ頑張ってくれてることは嬉しいですが、テレビの前で見ているとやっぱり羨ましいです。それに、野球選手から野球を取ったら何が残るのか? それはここにいてる皆さんが一番わかってることだと思います。」と言ったところで、新聞に書いてあったように泣いてしまいました。それは私だけでなく、選手も・・・。

 次の日は、雨のために雨天練習場での練習を見学しました。そして、この時に原コーチが親切に色々と話をして下さいました。だけど、私は原コーチに対して良い印象を持っておりません。と、言うのは、桑田の結婚式の時に愛想が悪かったからです。だけど、今回は人が変わったかのように親切にして下さり、見直しました。とても嬉しかったです。

 昼食は、選手と同じ場所で取り、前には清原、右前には松井選手。その後ろには上原投手に工藤投手・・・。それはもう大変! ちなみに、私達はかやくご飯と豚汁を頂きましたが、選手は、その他にサンドウィッチ、お好み焼き、シュウマイ、etc色々な物が食べられるようになってました。

 昼食後、長嶋監督さんとお会いしました。私は2回目です。 長嶋監督は、「以前から名前は伺って知ってました。」と言って下さいましたが、本当は・・・?

 今年の清原は間違いなくやります。ここ最近にない凄く穏やかな表情をしていたのが印象に残っています。余裕というのか・・・。だから、心配ないのですが、問題は桑田ですね。立ち上がりを上手く、そして、味方が足を引っ張らないことです。やってくれるとは思いますが、投げてみないとわからないというところに不安があります。 今回、ミーティング(講師をさせてもらったこと)、練習見学、昼食、と選手と同じ時間を少しでも過ごしたことによって、私も一員になれた心境です。本当に嬉しかったです。清原にも聞かれたのですが、この話は、今年の1月1日のNHKに出演したのを、巨人軍の球団代表が見ていて、私を講師に選んで下さいました。本当に有り難うございました。これで、今年もジャイアンツの優勝は間違いないでしょう!(優勝旅行に連れて行って欲しいな!)

 それにしても、精神的に疲れました。だけど、本当に 良かったです!
 夢の一時でした。