2008年8月

 北京オリンピックが終わりました。
 私はオリンピックが始まる前は「金メダル=10個」と予想していましたが、結果は9個でした。本当であれば10個目に野球が入ってくる計算をしていました。
 今回、野球が4位に終わってしまった原因は、私は日本の野球界が「一つ」になれなかったところに問題があると思っています。国を代表して戦うという時にペナントレースをしてて、そんな中途半端な事をしていて勝てるわけがない。やっぱり、オリンピック期間中はプロ野球のペナントレースを休むべきなんです。どうせ、視聴率もオリンピックにとられて低くなるのがわかってる事なんですから。それに、ペナントレースをしてるとベストメンバーを選ぶ事ができない。日本の野球レベルは高いです! ですが、ベストメンバーも組めずに 勝てるほど世界は甘くないです。
 今回、韓国が金メダルを取ったのですが、韓国は金メダルを取ると徴兵が免除されるのです。それだけでなく、国際野球に照準を合わして、韓国国内の試合では国際球に近いボールを使用したり、マウンドの高さも国際ルールに合わしたりして、勝つ為に韓国野球界が考えて動いてるのです。こういう所は日本も見習うべきです。

 オリンピックを見ていて感じたのは、「スポーツって良いですね!」なんと言っても必死さというか一所懸命にしてる所が心打たれます。
 平泳ぎで金メダルを取った北島選手の涙には、「勝って当たり前」というプレッシャーを見ました。女子ソフトボールで金メダルを取った、上野投手の熱投には「絶対に勝つんだ!」という執念を見ました。陸上男子400メートルリレーで銅メダルを取った時には「諦めたらあかん」という事を改めて痛感しました。
 私もスポーツをしてましたのでわかるんですが、「努力が報われる時」「負けると言われてて勝てた時」「実力以上のものが出せた時」なんかは最高に嬉しいです。スポーツは人間にとってとても大切な事を教えてくれます。なんと言っても「心」と「体」を鍛えてくれるので、子供達には是非何かスポーツをして欲しいなと思います。

 福島県大熊町の県立大野病院で平成16年に帝王切開を受けた女性が死亡した事件で業務上過失致死と医師法(異状死の届け出義務)違反の罪に問われた産婦人科医の判決公判があり、「無罪」が言い渡されました。
 今回、医者は無罪。となると、患者が悪いのか?になってくると思うのです。私は医学的な知識がないので良くわかりませんが、私が言いたいのは、「医者は患者を助けようとした。」患者は「勝手に死んだのではない。」という事は明らかだと思うのです。こういう事を裁判ではなくて、どっちが悪いという事ではなくて、もっと違うシステムを作って、そこで話し合い、もし、医者に明らかなミスがあれば、それは今まで通り罰を受ければいいのですが、今回みたいに微妙な時には技術が未熟であれば研修させる。患者には保証をするようなシステムを作らないと、今のままでは医者も患者もお互いにとってマイナスだと思うんです。これは、早急に真剣に国が考えないといけない事だと思います。

 オリックスバッファローズの清原和博選手が今期限りで引退すると表明しました。
 引退を決意した理由には、身体がボロボロになったとか色々とあると思うのですが、私は「桑田の引退」が大きかったと思っています。
 清原は「桑田には負けたくない!」と思い、桑田は「清原には負けたくない!」と常にお互いが意識をし、良い意味で刺激をしあってきましたから、清原にとって桑田が引退してしまったのは、なんか緊張の糸が切れたように感じたのではないでしょうか?
 清原、最後の引退試合見せてもらうよ。きっと清原の事やから涙を流すんやろうね。でも、そこが俺が知ってる清原の優しい部分やから、周りを気にする事なく泣けばいい。一応、俺は我慢するつもりやけど、当日になってみないとわからない。女性の趣味とそういう所だけは良く似てたな・・・。
 清原の最後の現役のカッコイイ姿を見せてくれ。それで、俺も一つ野球に区切りがつくと思う。最後の試合、楽しみにしてる。