2005年7月

 イギリス・ロンドンでテロがありました。そして、多くの何の罪の無い人が亡くな られました。
 何故、罪の無い、無関係の人までもを巻き込むのか? 言いたい事があるのであれ ば当事者同士で話し合ってくれ!
 絶対に許せる事ではないけれど、悔しいけどテロだけは防ぎようがない。そして、 次に狙われるのは『日本』だと思います。
 
 プロ野球ドラフト会議の改革がありました。ですが「ダメです!」高校生にとって は早く進路が決まって良いかも知りませんが、ドラフトの目的である12球団の実力の 『均衡』という点では、今回の改革は意味がありません。これを見る限り、プロ野球 界はまだ危機感は感じてないようですね。それか、ただのバカか・・・。これでは ファンも離れていきますよ。
 今直ぐにでも導入するべき事は、「放映権を12球団で平等に分ける事」と、阪神か ら楽天に行った沖原選手のように少しでも出場チャンスを増やす意味でも「レンタル 移籍」を認めるべきです。

 障害者自立支援法が成立しました。しかし、私はこれができた事により、障害者の 自立は難しくなったと思います。特に、「自己負担」が大きく自立を妨げる事になる と思います。
 障害者の年金は年々削られてます。身体障害者手帳の1級(私も1級です)の人で だいたい1ヶ月「8万円」と重度身体障害者手当が1ヶ月にすると「2万2千円」ぐ らいです。これで家賃・食費・光熱費などというと絶対に年金だけでは自立は出来ま せん。私なんかは夏と冬は体温調節が上手くできませんので電気代だけで「約2万 円」いるんです。自立して親から仕送りしてもらう事が自立とは思えないし、だから と言って障害者の就労は本当に難しく、そんなに仕事もないのが現状です。これでど うやって自立をしろというのか? 何をどう考えてこういう法案が認められるのか信 じられない! 障害者で一人暮らしをしてる人に聞いたらこういう法案は出てこない はず。いかに当事者を無視して、政治家が机の上だけで考えたかがわかると思いま す。

 「マラソン」という自閉症の障害者が主人公の映画を見ました。
 これは韓国で作られた映画で、マラソンを通じて母と子の生きていく物語です。
 これを見て一番感じた事は日本も韓国も障害を持った子を持つ親は子離れできない んだと思いました。勿論、親離れもできていません。逆に言えば、国としての障害者 への政策がないという事です。だから、このお母さんの夢が「この子よりも一日長く 生きる事です。」なんです。これでわかるようにいかに障害を持つ子を育てるという 事が大変で、家族に負担がかかっているかがわかると思います。
 映画の中で、小さい頃に動物園に行く場面があるんですが、そこで主人公の男の子 が「迷子」になるんです。だけど、この男の子は『捨てられた!』と受け取り、母親 に捨てられないためにも必死でマラソンを走るのです。この辺は上手く描かれてま す。まさかそんな理由で頑張ってるとは思いませんでした。でも、子供って敏感なん ですよね。